![]() 有線ネットワーク用の信号及び装置
专利摘要:
パルス電圧信号を使用する既存のプロトコルとの互換性を維持すると同時に、マルチメディア又は他のデータを運ぶことのできる、火災警報機ネットワークで用いられる信号を提供する。電子機器に接続する有線ネットワークで使用される信号であって、電子機器に電力を運ぶベース電圧と、電子機器間を伝送する暗号化された情報を運ぶパルス電圧信号と、パルス電圧信号の選ばれた部分に乗せられたデジタル信号とからなり、前記デジタル信号は、電子機器間を伝送するデータ信号によって変調された搬送波信号を含むことを特徴とする。 公开号:JP2011512094A 申请号:JP2010545558 申请日:2009-02-11 公开日:2011-04-14 发明作者:ダニー バーンズ;スティーブ ファーマー 申请人:アポロ ファイアー ディテクターズ リミテッドApollo Fire Detectors Limited; IPC主号:H04B3-54
专利说明:
[0001] 本願発明は、有線ネットワーク上で用いる信号の合成、そのようなネットワーク上で用いる電子機器、及び関連する操作方法に関する。それは、とりわけ、しかしそれに限定されないが、例えば耐火性ケーブルのような共通ネットワークケーブルによってコントロールパネルにリンクされた音響器及び検知器(又は音響器/検知器の複合機)を有する火災警報装置に適用可能である。] 背景技術 [0002] 公知の火災警報装置では、火災検知器が建物中に配置されており、それらはネットワーク化され、中央制御装置によって監視されている。火災検知器の監視には、それぞれの検知器に対する連続的なポーリング信号の送信と、検知器の状態を示す信号の受信を要する。火災の存在を発見した場合、中央制御装置は建物の周りの様々な位置に配置された音響器に警報を伝えることができる。このようなシステムは、参照することによって本明細書内に組み込まれた出願人の出願GB−A−2178878に開示されている。] 先行技術 [0003] 英国特許出願公開第2178878A号公報] 発明が解決しようとする課題 [0004] 音響器は、建物から退避する必要があることを示す、高音やサイレンのような可聴警告を発する。建物や建物の一部から立ち退かせるため言葉による命令のようなより具体的な可聴警告も発生され得る。中央制御装置からの信号によってトリガーされ得る数多くの音声メッセージが音響器のメモリに事前に記録され、保存され得る。声によるメッセージは予めプログラムされており、音響器のインターフェースからのみアクセスが可能なため、特定の環境に適応させるためにシステムをカスタマイズすることが困難であるという不都合がある。] [0005] 消防士が建物の中で互いに又は他の居住者とコミュニケーションを取るために、建物の中に音声通信を可能にする機能を設けることが望まれる。そのような目的から建物の中に拡声装置を設けることが知られている。しかしながら、既存の拡声装置やインターフォン装置は別個独立した音響製品であり、火災警報装置から分離している。それゆえ、拡声装置及び火災警報装置は別々に取り付けられ、操作されることを必要とする。] [0006] 大抵の場合そうであるが、火災検知器と音響器がネットワークから電力を得る場合は、とりわけ沢山の装置が同時にネットワークから電力を得る警報状態の間、節電が重要な検討事項となる。] [0007] 火災警報装置や他の装置に別の機能を追加する場合、さらなる検討事項として旧型との互換性が挙げられる。交換を要せずに、既存の伝送プロトコルを認証する既存の装置が機能できることが望ましい。] 課題を解決するための手段 [0008] 本願発明は、電子機器に電力を運ぶベース電圧と、前記電子機器間を伝送される符号化された情報を運ぶパルス電圧信号と、前記パルス電圧信号の選択された部分に載せられるデジタル信号とを備え、前記デジタル信号は前記電子機器間での伝送のためデータ信号によって変調される搬送波信号からなることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号を提供する。 この発明により、例えば火災警報ネットワークにおいて、既存のパルス電圧信号プロトコルを用いて情報を確実により早く伝送することができる。デジタル信号はパルス電圧信号よりも実質的に高周波数となるだろう。加えて、以下に示すように、重畳パルス電圧信号を引き起こし、双方向ネットワークにおいて前記信号と反対方向に進む電流信号も載せられ得る。 本発明はまた、電子機器に読み込む際に、該電子機器によって送受信される上述の発明に係る信号を、前記電子機器に発生させ又は処理させるコンピュータプログラムを保存するコンピュータ可読媒体を提供する。 本発明はまた、本発明に係る信号を送信及び/又は受信するよう構成された電子機器を相互に接続する有線ネットワークを提供する。 本発明はまた、上述の信号を発生させ及び/又は処理する手段と、前記信号から作動電力を取り出す手段とを含む、上述の有線ネットワークで他の電子機器と通信するよう構成された電子機器を提供する。 そのような装置としては、音響又は拡声装置や、例えば消防電話(fire telephone),緊急音声通信(EVC)支所又は報知器のような音声通信端末などのインターフェース装置や、検知装置又はネットワーク制御装置が挙げられ得る。 本発明はまた、少なくとも1つの外部状況おける変化を検知するよう構成された検知手段と、可聴音を発生させるよう構成されたトランスデューサー手段と、前記トランスデューサー手段により発生した外部音レベルを監視するよう構成されたマイクロフォンと、該マイクロフォンによって検知された前記外部音レベルに依存して前記トランスデューサー手段の音レベルを調節するよう構成された制御手段と、から構成される火災検知装置を提供する。 この発明により、電力消費が抑制され、装置がネットワーク上の信号から電力を取り出している場合には特に有利である。 本発明はまた、本発明に係る音響装置又は拡声装置の操作方法であって、データ信号は音響を含んでおり、一緒に結合された制御データとマルチメディアデータとからなる前記信号をネットワークから受信する工程と、前記マルチメディアデータから前記制御データを分離する工程と、前記マルチメディアデータをメモリに保存する工程と、前記メモリから前記マルチメディアデータをトランスデューサーへ出力する工程とからなる ことを特徴とする、音響装置又は拡声装置の操作方法を提供する。 本発明はまた、本発明に係るネットワーク制御装置から、ネットワークに接続された複数の、本発明に係る電子機器それぞれに音声ファイルをアップロードする方法であって、音声ファイルを前記ネットワーク制御装置に入力する工程と、前記ネットワーク制御装置の前記メモリに音声ファイルを保存する工程と、前記メモリから前記音声ファイルを取り出す工程と、前記音声ファイルと制御データを結合する工程と、ネットワークに接続された電子機器のうち少なくとも1つに前記信号内の前記音声ファイル及び制御データを送信する工程と、ネットワークに接続された1又は複数の前記電子機器で前記音声ファイル及び制御データを受信し、1又は複数の前記電子機器の前記メモリに前記音声ファイルを保存する工程とを含むことを特徴とする、音声ファイルをアップロードする方法を提供する。 本発明はまた、本発明に係るネットワークであって、火災の存在を判定するために、複数の検知装置で少なくとも1つの外部状況を監視する工程と、火災の存在が検知された場合に、音響装置又は拡声装置のうち少なくとも一方で警報信号を発生させる工程というさらなる工程を含むことを特徴とする有線ネットワークの操作方法を提供する。 本発明はまた、そのような有線ネットワークの操作方法であって、音声データ信号を発生させるために前記ネットワーク制御装置で音声入力を受信する工程と、前記信号内の前記音声データ信号を前記音響装置及び/又は前記拡声装置に送信する工程と、それぞれの装置の前記トランスデューサーに前記音声データ信号を出力する工程とからなる有線ネットワークの操作方法を提供する。 本発明は、ネットワークデバイスが音声入力手段を備える場合において、音声信号を前記装置に入力する工程と、前記信号内の前記音声信号を前記検知制御装置に送信する工程と、前記音声信号を前記検知制御装置で出力する工程と、を含む有線ネットワークの操作方法を提供する。] 発明の効果 [0009] この発明により、例えば火災警報ネットワークにおいて、既存のパルス電圧信号プロトコルを用いて情報を確実により早く伝送することができる。] 図面の簡単な説明 [0010] 図1は本願発明を具現化する火災警報装置の概略図である。 図2は図1に示す火災警報装置に用いられる検知装置の概略図である。 図3は図2に示す検知装置のオーディオユニットの概略図である。 図4は図1に示す火災警報装置に用いられる検知制御装置の概略図である。 図5は図4に示す検知制御装置のオーディオユニットの概略図である。 図6本願発明を具現化し、多重ループと単一の警報制御モジュールとを含むネットワークを有する別の火災警報装置である。 図7は本願発明を具現化し、多重ループと2つの警報制御モジュールとを含むネットワークを有するさらに別の火災警報装置である。 図8は図1〜7に示すいずれかの火災警報装置で使用するためのポーリング信号のデータ構造を示す概略図である。 図9は図8に示すポーリング信号に載せられる搬送波信号を示す概略図である。 図10aは連続的なバーストモードに従って図8に示すポーリング信号に載せられる搬送波信号を示す概略図である。 図10bはバーストモードの開始に従って図8に示すポーリング信号に載せられる搬送波信号を示す概略図である。 図10cはゼロバーストモード(zero burst mode)に従って図8に示すポーリング信号に重ね合わされる搬送波信号を示す概略図である。 図11は、図9に示すポーリング信号に載せられる搬送波信号によって搬送されるデータの一部であるアップリンクのサブフレームのデータ構造を示す図面である。 図12は図11に示すアップリンクのサブフレームとダウンリンクのサブフレーム(図示せず)との関係を示す図面である。] 図1 図10a 図10b 図10c 図11 図12 図2 図3 図4 図5 実施例 [0011] 図1は、本願発明を具現化する音声強化型火災警報装置を示す。この装置は、耐火性の電気ケーブルによってリンクされた検知装置101のデータバスネットワークに接続された検知制御装置102を含む。そのケーブルは一対のワイヤーからなり、電力及び情報がいずれの方向にも流れることができる。ネットワークはメインループ構造103からなり、二つのレッグ(leg)103a,103bを有している。ネットワークはまた、二つの分岐104,105も備える。好ましい実施形態の火災警報装置は、2kmに及ぶケーブルのネットワーク上で最大で1024台の検知装置をサポートする。本願発明は、検知装置のこの数や長さに制限されない。検知装置同様、例えば手動の報知器106やアイソレータ107のような他の装置もネットワーク103上に存在する。] 図1 [0012] それぞれの検知装置101はビルの周囲の異なる戦略的な場所に設置され、部屋や廊下の壁や天井に設置されてもよい。] [0013] 検知制御装置102は、検知装置101を監視するため、また検知装置101に音声データを送信するために用いられる。音声データは、各検知装置101による保存又は生中継いずれかのためのメッセージであり得る。] [0014] 図2は検知装置101のレイアウトを示す概略図である。検知装置101は、一部分が検知装置101の設置環境にさらされた検知ユニット201を備える。センサー部は、例えば火災と関連付けられる温度又は一酸化炭素の増加や、煙による赤外線又は可視光線の光学的な透過性の減少のような環境の変化を測定することができる。他の実施形態において、検知ユニット201は、例えばガス,放射線,侵入者といった他の状況を検知することができ得る。] 図2 [0015] 検知ユニット201は制御ユニット202に接続され、この制御ユニット202は検知装置101が配置された環境の現在の状況を示す検知ユニット201から信号を受け取る。制御ユニット202は、ネットワーク103との送受信が可能な回線インターフェース203にも接続される。回線インターフェース203は、制御ユニット202から受信した信号をネットワーク103に送信し、ネットワーク103から受信した信号を制御ユニット202に送信するよう構成されている。回線インターフェース203によって処理される信号は制御データ及びマルチメディアが一緒に結合されたものからなり、その詳細は後述する。制御ユニット202はさらに、マルチメディアデータファイルを保存するメモリ204に接続され、制御ユニット202は、選択されたマルチメディアデータファイルのメモリ204からの読み込み及びデータファイルのメモリ204への書き出しが可能である。マルチメディアデータファイルは音声メッセージを表し、メモリ204はそれぞれ30秒間の8つの音声メッセージを保存でき、各メッセージのため8MBのメモリの空き容量を必要とする。] [0016] 制御ユニット202はオーディオユニット205に接続され、オーディオユニット205は制御ユニット202からの制御信号及び音声データ信号を受信するよう構成されている。音声データ信号は、メモリ204を出所とする音声メッセージであってもよく、または火災警報装置が音声通信モードで動作しているときにネットワーク103からライブストリーミングされるものであってもよい。音声通信モードは、ネットワークの複数の検知装置がライブストリーミングされる音声データを受信し得る拡声(PA)モードと、選択された検知装置間で通信経路が開かれている内部通話モードを含む。ネットワークから受信された制御データは、受信した音声データの出力優先順位を示す優先順位付け情報を含む。ライブストリーミングされる音声データは、予め保存された音声メッセージよりも優先順位が高く、出力されている音声メッセージに優先する。音声メッセージがライブストリーミングされる音声データを優先するために遮断される、もしくはライブストリーミングされる音声データが優位な状態で音声メッセージと同時に出力されるであろう。] [0017] 音声メッセージはデジタル形式、例えばWAV形式でメモリ204に記憶される。制御ユニット202は、音声メッセージをオーディオユニット205に送信する前に、好ましくは最適な信号対雑音性能を得ることを目的とした非圧縮形式のデジタル音声メッセージをアナログ信号に変換するD/A変換器を有する。] [0018] オーディオユニット205は図3に詳細に示されており、アンプ301とトランスデューサー302を有する。アンプ301は、効率を最大化するため、クラスDのものが好ましい。音声メッセージの出力品質は電力の効率的な使用に次いで重要である。アンプ303は、制御ユニット202からの音声メッセージを受信するための信号入力301aと、制御ユニット202からの利得制御信号を受信するための利得制御入力301bを備える。トランスデューサー304は、電力消費を最小化するため、圧電セラミックタイプのスピーカーを用いる。音圧レベルは1メートルで86dBAよりも大きいことが好ましい。別の実施形態においては、トランスデューサー304はビデオ画像を再生するためのスクリーンもしくはプロジェクターであり、又はスクリーン,プロジェクター及びスピーカーの組合せであってもよい。] 図3 [0019] 制御ユニット205は、トランスデューサー304に出力するために、例えばサイレンのような非音声警告信号を発生させる音源を有する。] [0020] オーディオユニット205はダイナミックレベル(dynamic level)制御設備を有しており、これによって出力している音声メッセージ間の環境騒音レベルをマイクロフォン303が計測するよう構成されている。オーディオ出力レベルがいつも確実に予め決められたレベル、例えば周囲の閾値レベルを超える20〜50dB(これは英国規格BS5839−8:1998の要件となっている)にあるようにするため、計測された環境騒音は、制御ユニット202によって、制御ユニット202が閾値を設定し、アンプ301のゲインを調節するのに用いられる。火災警報装置ではネットワーク上での電力管理が重要であり、とりわけほとんどの検知装置が電力を取り出しているであろう警報状態において重要となる。ダイナミックレベルの制御の技術は、環境騒音レベルが低い場所、例えば避難が完了した場所にある検知装置によって消費される電力を減らす。] [0021] 制御ユニット202は、例えばインストール後のように、装置がテストされているときに使用されるテストモード中に操作が可能なようにプログラムされている。例えば、音響器の出力レベルを十分に高くすることができない場合、制御ユニットはローカルディスプレイ用及び/又は検知制御装置102への送信用の適切なフォールトメッセージを発生させる。] [0022] オーディオユニット205は、検知装置が音声通信モードで動作すべきことを示すため、使用者が操作可能なスイッチ304を有する。オーディオユニット205は、音声通信モードにおいて、マイクロフォン303からの出力信号を受信し、その出力信号を制御ユニット202に送信するよう構成されている。制御ユニットはアナログ音声信号をデジタル化するA/D変換器を有する。外部のマイクロフォンやデータ記憶装置からの音声信号を受信するためにソケット305が設けられ、これによりマイクロフォン303に代わるものとして音声信号が検知装置101に入力され得る。] [0023] 検知装置101は、検知装置101の構成要素に電力を供給する電力供給ユニット206を有する。検知装置101はネットワークから電力の供給を受ける。検知装置101は9ボルトで作動する。] [0024] 検知装置101は、検知装置101固有のアドレスを保存するアドレスモジュール207を有する。アドレスモジュール207は欧州特許番号EP0362985に開示されるタイプのアドレスカードのような電気機械的手段を有する。アドレスモジュール207は、アドレスモジュール207内にあるのと同じアドレスを持つ、ネットワーク103から受信したデータ信号を制御ユニット202が認識することができるように構成されている。アドレスモジュール207はさらに、アドレスモジュール207内のアドレスを含むよう条件付けられたデータ信号を制御ユニット202が送信することができるよう構成されている。データ信号の構造については詳細に後述する。] [0025] 検知装置101は分離可能な2つの部分から構成される。第1の部分はベースユニットであり、これは建物の例えば壁や天井のような面に固定され得る。ベースユニットの中には、制御手段202,回線インターフェース203,メモリ204,オーディオユニット205及び電力供給ユニット206が設けられている。第2の部分は検知ユニット201からなり、ベースユニットに対しバヨネット接続のような手段で着脱可能に取り付けられている。検知ユニット201は、交換したり、検知ユニット201の代替品を取り付けるために取り除かれ得る。] [0026] 図4に示すように、検知制御装置102は音声制御モジュール401と警報制御モジュール402とに分けられる。音声制御モジュール401は音声ネットワークを監視し、検知装置101によって出力された音声メッセージを制御する。警報制御モジュール402は、警報状態の存在を判断するために検知装置のネットワークを監視し、そのような事象に対する音声制御モジュール401の対応を決める。] 図4 [0027] 音声制御モジュール401は、データ信号をネットワーク103に送信し、ネットワーク103からのデータ信号を受信するための回線インターフェース403を有する。回線インターフェース403は、ループの第1のレッグ103aとのデータ信号の送受信のための主インターフェース403aと、ループの第2のレッグ103bとのデータ信号の送受信のための従インターフェース403bとに分けられる。通常の動作状態においてデータ信号は主インターフェース403a経由で送受信される。従インターフェース403bで受信されたデータ信号は冗長性検知器403cによって監視される。主インターフェース403aからのデータ信号が従インターフェース403bで受信されない場合、冗長性検知器403cは、従インターフェース403bを切り替えて第2の主インターフェースとなるようにして、データ信号を送受信することができる。] [0028] 回線インターフェース403は、回線インターフェース403とデータ信号を送受信することができる制御ユニット404に接続される。制御ユニット404は警報制御モジュール402とのデータリンクを有する。制御ユニット404はRS232,RS422/485,GPIO及びイーサネット(登録商標)のような標準的なプロトコルのインターフェースを有する。] [0029] 制御ユニット404はオーディオユニット405に接続されている。オーディオユニット405は、装置を音声通信モードで使用できるようにするマイクロフォン入力502を有する。図5に示すように、オーディオユニット405はメモリ501を備える。メモリ501には、16kHzでサンプリングされた各30秒の16bitsの分解能のメッセージが少なくとも32個連結されて保存されている。それゆえ、メモリ501の最小記憶容量は32Mbytes(メッセージ毎に8Mbits)である。制御ユニット404はメモリ501から音声メッセージを読み込むことが可能であり、音声メッセージデータ及び制御データを回線インターフェース403に送信することができる。音声通信モードで装置を使用する目的で、制御ユニット404へ直接音声を入力するためのマイクロフォン502及びA/D変換器503が設けられている。またその代わりに、音声メッセージは、制御ユニット404によって後で呼び出せるようにするためにメモリ501に記録及び保存されてもよい。直接音声を入力する外部マイクロフォンを接続するためソケット504が設けられている。] 図5 [0030] 制御ユニット404は、予め記録された音声メッセージをメモリ501にロードするため、USBポートのような更なるインターフェースを有する。] [0031] 制御ユニット404は、LCDスクリーンとユーザーボタンから構成されるユーザーインターフェース406に接続される。ユーザーインターフェース406は、ネットワークに送信するメッセージをメモリ501から選択するために用いられ得る。音声制御モジュール401の構成要素に電力を供給するため、電力供給ユニット407も設けられている。] [0032] 警報制御モジュール402は公知の構成を有しているため、ここでの詳細な説明は省略する。警報制御モジュール402はネットワーク上の各検知装置にポーリング信号を送信するよう構成されている。ポーリング信号の構成は後述する。警報制御モジュール402は、検知装置の状況を確認するため、ネットワーク上のすべての検知装置から発せられる信号を受信するよう構成されている。警報状態が検知された場合、警報制御モジュール402は音声制御モジュール401と通信するよう構成されている。警報制御モジュール402は、以下の理由から、LCローパスフィルター408a,408bによってネットワーク103から隔離される。] [0033] 図6に示すように、単一の警報制御モジュール402には複数のループ103a,103b,103cが設けられ得る。この例においては、各ループ103a,103b,103c上の音声メッセージを制御するため、音声制御モジュール401a,401b,401cが設けられている。] 図6 [0034] 図7は、複数の警報制御モジュール402,402’が設けられ、さらに強化された装置を示す。] 図7 [0035] 図8は、警報制御モジュール402によって送信されるポーリング信号のデータ構造を示す。ポーリング信号は、Apollo Fire Detectors LimitedのデジタルオープンプロトコルであるXP95(登録商標)プロトコルに準拠する。警報制御モジュール402は14〜28ボルトのベース電圧レベルを回線103a,103bに供給しており、これから検知装置は電力を得ている。このベース電圧は、電源からのケーブルづたいの距離及び、ローカルケーブルの品質並びに端子接続のような他の要因によって、いずれの設備においてもで変わる。ベース電圧はさらに通常5〜9ボルトの範囲の振幅で調整される。ポーリングデータは特定の継続時間を有するフレームの形式で送信される。フレームの第1の部分は長時間の電圧パルス801によって示され、検知装置をリセットする役割を果たす。パルス801のあとには、送信されるbit数に応じてマーク対スペース比が変わる正のパルスの形式をした10bitsのグループ802が続く。10bitsのグループのうち最初の3bitsは、例えばネットワーク上の各検知装置のインジケータをオンにするコマンドインストラクションを表す。10bitsのグループのうちの次の7bitsはポーリングされる検知装置のアドレスを表す。一定のマーク対スペース比を有する21の同期電圧パルス803の連続が10bits列の後に続く。] 図8 [0036] フレームのアドレスフィールド内にエンコードされるアドレスに対するマッチングアドレスを有するデータ信号を受信すると、検知装置は21bitsで構成される電流パルス804からなる応答を警報制御モジュール402に送る。このように送信は双方向性を有する。電流パルス804は対応する電圧降下を引き起こし、これは警報制御モジュール402で検知される。実際には、検知装置からの21bitsの応答はデータバス上の信号の第3の送信コンポーネントであり、検知ユニット201で計測したパラメータ値を伝える7bitsのステータス情報805からなる。この後に、ポーリングされている装置のタイプを示すコマンドビット806と807が続く。セクション808において、検知装置の7bitsアドレスが警報制御モジュール402に対して確認される。] [0037] パルス電圧信号801,802,803は、二進数の1値を有する、さまざまな幅と間隔の正方向の矩形パルスで構成されるものと考えられることができ、他方二進数の0値はパルス間のギャップにおいて生ずる。パルスの幅は100μsから4ms、好ましくは200μsから2ms、さらに好ましくは250μsから1.5msの範囲となり得る。パルスのギャップも同様の範囲となり得る。図8に示す例においては、最初のパルス801は1.5msの幅があり、その後にグループ802のパルス“0”より前の800μsのギャップが続く。グループ802のパルス“0”から“5”の間のギャップは200μsである。一連のパルス803の電圧パルス1と最初の電流パルス804によって生じる負のパルスとの間のギャップは250μsである。一連のパルス803のうちパルス“4”と“5”の間のギャップは1msである。一連のパルス電圧信号803のパルス“7”とその次に来る(6番目の)負のパルスとの間のギャップは400μsである。] 図8 [0038] 効率的な周波数帯域幅を制限するため、パルスが完全に矩形とはならないであろうこと、及びパルスがパルス遷移を覆うアーチ状となるであろうことが理解されるであろう。パルスを検知する装置を安定化させ、オーバーシュートを回避するため、好ましい例においてパルスはスルーレートが制限される(slew-limited)。] [0039] 図9は音声制御モジュール401によって送信されるデータの構造を説明する。データ信号は、警報制御モジュール402によって送信されたポーリングデータに載って、搬送周波数500kHzで直角位相方式を用いて変調される。警報制御モジュール402はこれらの高周波信号の影響を受け得る。それ故、音声制御モジュール401によってネットワーク103上に送信される搬送波信号から警報制御モジュール402を隔離するために、ローパスフィルター408a,408bが用いられる。音声制御モジュール401からのデータ信号は制御データと、メルチメディアデータを表し、パルス電圧信号と同じフレーム構造を有する。マルチメディアデータは音声メッセージ,ライブストリーミングされる音声又は映像データを含む。搬送波信号のピークからピークまでの最大振幅は8ボルトである。搬送波信号は、開始パルス903を含むポーリング信号の高電圧パルス901及び低電圧パルス902に載って送信される。音声制御モジュール401は、搬送波信号が電圧パルスの立上り又は立下りエッジ近くで送信されないこと、及び、ポーリング信号と搬送波信号のどちらもが悪影響を避けるためにクリアランス904が設けられることを確実にするようプログラムされている。搬送波信号は、長い開始パルスにおいて0.7msのバースト継続時間を有し、フレームのbit毎に0.15msの継続時間を有する。その結果、搬送波信号のための知的に選択されたバースト長が存在する。この例では、音声制御モジュール401が電圧パルス801,802,803の遷移を検知して、パルスの立下りエッジを検知しなかったならば、すなわちパルスが長い継続時間のリセットパルスであることを充足したならば、最初のパルス801の範囲で長いバースト903を許容する。] 図9 [0040] 図10a,10b,10cにそれぞれ示される3つの搬送波送信モードが可能である。] 図10a [0041] 第1のモードは、図10aに示す継続的バーストモードであり、このモードにおいては、搬送波信号1001が、すべての開始パルス1002並びに、低電圧パルス1003及び高電圧パルス1004に載って送信される。データ伝送速度がおよそ420Kb/sとなるこのモードでは、フレーム毎に9,340bitsを送信することが可能である。] 図10a [0042] 装置の中には、搬送波信号が電流パルス804の監視を妨げるというリスクがあり得るものもあり、例えばXP95の信号フレームの第2の部分にこのようなリスクがある。このリスクを低減するため、第2のモードは図10bに示す開始バーストモードであり、このモードにおいては、搬送波信号が、すべての開始パルス,フレームの最初の10bitsの高及び低電圧部,及びフレームの残りの同期bitsの高電圧ピークのみに載って送信される。最大データ伝送速度がおよそ300Kb/sであるこのモードでは、フレーム毎に6,600bitsを送信することが可能である。] 図10b [0043] 万一、電圧信号とベース電圧に加えられた搬送波信号の電圧のピークが、EMCのようなシステム機器やサージ保護装置のある閾値を超える場合には、第3のモードを使うことによりこの事態を回避し得る。第3のモードは図10cに示すゼロバーストモードであり、このモードにおいては、搬送波信号がすべての低電圧パルスのみで送信される。別の状況では、データが高電圧パルスのみで送信される場合、“ones”モードも想定され得る。最大データ伝送速度がおよそ200Kb/sとなるゼロバーストモードでは、フレーム毎に4,352bitsを送信することが可能である。] 図10c [0044] 搬送波信号は音声制御モジュール401から送信される。これらの信号はアップリンクデータと呼ばれる。搬送波信号は検知装置又は他のネットワーク装置から音声制御モジュール401に送信される。これらの信号はダウンリンクデータと呼ばれる。] [0045] 音声制御モジュール401により送信されるアップリンクデータの構造は図11に説明されている。アップリンクデータはアップリンクサブフレーム1101に包含されている。各アップリンクサブフレームは4bitsのヘッダー1102を含み、これがデータ配列におけるサブフレームの位置を示す。4bitsの補助データフィールド1103は、アドレスフィールドが1つの検知装置のためのものなのか、又はグループのためのものなのかを示すために用いられる。データの宛先アドレスを示すため、8bitsのアドレスフィールド1104が設けられる。このフィールドにおいて0(ゼロ)は、データがネットワーク内のすべての検知装置に向けられたものであることを示すために用いられる。4bitsの識別子フィールド1105は、例えば音声メッセージ,ライブストリーミングされる音声データ又はビデオデータといったペイロードフィールド1107内のデータのタイプ示す。4bitsの長さフィールド1106はペイロードイフィールド1107のサイズを示す。ペイロードフィールド1107は最大256bitsまで可能である。8bitsのエラー訂正フィールド1108が設けられている。] 図11 [0046] ダウンリンクサブフレームの構造はアップリンクサブフレームと同じである。] [0047] アップリンクサブフレーム1201とダウンリンクサブフレーム1202との関係が図12に示されている。各アップリンクサブフレームの送信の後、それに応じてダウンリンクメッセージが送信される] 図12 [0048] ここから火災警報装置の操作について説明する。火災警報装置は数多くのモードで操作可能である。第1のモードは、選択された検知装置に複合データをアップロードする定常状態であり、装置が警報状態を能動的に監視している間に実行される。または、データのアップロードは装置がオフラインの間に行われる。装置が能動的に監視をしている間の装置の操作については後述する。操作の第2のモードは警報状態に応答するものである。装置の第3のモードは音声通信モードとしてであり、装置が検知装置の状態を能動的に監視している間、又は警報状態の間に行われ得る。音声通信には2つのサブモード、すなわち拡声(PA)モードと内部通話モードがある。各モード及びサブモードについては以下順に説明する。] [0049] データアップロードモードについて説明する。火災警報装置の作動中、警報制御モジュール402は、ネットワーク103上のすべての検知装置101にポーリング信号を絶えず送信する。検知装置103は上述のような適切な信号で応答する。警報状態の場合に放送される予め組み込まれた音声メッセージが検知装置103に供給される。しかしながら、装置を特定の用途にカスタマイズするために、予め保存された音声メッセージは上書きされてもよい。特定の検知装置に音声メッセージをロードするために、使用者は音声制御モジュール401のメモリ501からアップロードされる音声メッセージを選択する。あるいは、もし適切なメッセージがメモリ501にまだ保存されていない場合、マイクロフォン502を使って直接に、又はフラッシュメモリのような外部メモリから予め保存されているメッセージをロードすることによって間接的に新しい音声メッセージをメモリ501にロードし得る。] [0050] メッセージが選択されると、音声制御モジュール401の制御ユニット404がメモリ505から音声データを読み込み、回線インターフェース403を経由してネットワーク103にデータを送信する。音声メッセージデータは、一連のアップリンクサブフレーム1101のペイロードセクション1107内に制御データと一緒に送信され、当該制御データは、レシピエント(受信者)たる検知装置103の宛先アドレスと、検知装置のペイロードセクションに対する処理の仕方に関する制御データとを含んでいる。このデータアップロードモードにおいて、制御データは、検知装置のメモリ204に音声データをロードするための指令である。さらに、音声メッセージデータと一緒に送信される制御データは音声メッセージの識別子を与える。その結果、検知装置101に音声メッセージ識別子のみ送信するだけで、検知装置のメモリ501から音声メッセージを読み出し得る。その上さらに、音声メッセージと一緒に送信されるデータは音声メッセージの優先順位を付与する。] [0051] ネットワーク内にある各検知装置101は音声データを受け取るであろう。検知装置のアドレスモジュール207内のアドレスがアップリンクサブフレームのアドレスフィールド内のアドレスと一致する場合のみ、各検知装置101はデータを処理するであろう。アップリンクサブフレーム内のアドレスが、データがネットワーク内のすべての検知装置に向けられたものであることを示す0(ゼロ)である場合、各検知装置101がデータを処理するであろう。] [0052] アップリンクサブフレームを受信し次第、検知装置の制御ユニット204はペイロードを読み出し、対応する音声メッセージ識別子及び優先順位とともに音声メッセージをメモリ202に書き込む。音声メッセージがメモリ501にうまく保存されたことを確認するため、検知装置101はダウンリンクサブフレームを音声制御モジュール401に送信し得る。] [0053] 警報状態について説明する。検知装置101の検知ユニット201が例えば煙や火炎といった警報状態を検出すると、検知装置101により警報制御モジュール402に警報信号が送信される。この信号は検知ユニット201がポーリングされるまで先延ばしにされる必要はない。警報信号は、ネットワーク内の手動報知器106からも発信され得る。警報制御モジュール402は、ネットワーク内の警報信号の発信元を特定し、ネットワーク中に警報を発する適切な対応を取る。警報制御モジュール402は、音声制御モジュール401に警報状態が検出された検知装置の位置を表す指示を送信する。そして、音声制御モジュール401は検知装置101に警報制御信号を送信する。警報制御信号は、検知装置101のメモリ204内の、トランスデューサー302に出力されるべきメッセージを特定するために、音声メッセージ識別子を含む。あるいは、警報制御信号は音源から発信音が発せられるべきことを示す。] [0054] 音声通信について説明する。火災警報装置は、音声データを、音声制御モジュール401からネットワーク内のすべての検知装置又はすべての他の装置に対して、及び単一の検知装置101又は他の装置からネットワークの他のすべてのデバイスに対して送信することができる。これを拡声(PA)モードと呼ぶ。火災警報装置は、個々の検知装置101又は別個独立したインターフォン装置もしくは報知器と、音声制御モジュール401,別の個々の検知装置101又は別のインターフォン装置もしくは報知器のいずれかとの間で音声信号の送受信をすることもできる。これをインターフォンモードと呼ぶ。音声通信モードのこれら両サブモードについては以下で説明する。] [0055] 拡声(PA)モード(音声制御モジュールからネットワークデバイスへ)について説明する。音声制御モジュール401に設けられているマイクロフォン502は音声データを入力するために用いられる。この音声データはネットワーク103上での送信に備えて制御ユニット404によってデジタル化され、準備される。音声データそれ自体は、アップリンクの一連のサブフレーム中でペイロードとして送信され、アップリンクサブフレームは、検知装置のグループ又は、すべての検知装置もしくはネットワーク上で送信機能を有する他のすべての装置を特定する制御データをも含んでいる。レシピエントたる各装置は、制御データから、ペイロードがライブストリーミングされる音声データであることを特定し、トランスデューサー302に出力されるためにその音声データを直接オーディオユニット205に送信する。その制御データには、トランスデューサー302によって現に出力されているどんな記録済みメッセージにも優先して、入信する音声データが出力されるべきであることを示す優先順位“1”が制御データに含まれている。] [0056] 拡声(PA)モード(ネットワークデバイスからネットワークデバイスへ)について説明する。検知装置101のようなネットワークデバイス上のマイクロフォン303は音声信号を入力するために用いられる。検知装置101上の音声通信スイッチ304は、検知装置101の制御ユニット202に対してマイクロフォンが音声入力のために用いられることを示すために作動される。音声信号はオーディオユニット205によって受信され、制御ユニット202に送信され、ネットワーク103に送信するために準備される。音声信号は、制御データと一緒にダウンリンクの一連のサブフレームのペイロード部分にパッケージされる。ダウンリンクのサブフレームは、ネットワークに送信され、音声制御モジュール401によって受信され、レシピエントたる検知装置に送信される。レシピエントたる各検知装置は、制御データから、ペイロードがライブストリーミングされる音声データであることを特定し、トランスデューサー302に出力されるためにその音声データを直接オーディオユニット205に送信する。トランスデューサー302によって現に出力されているどんな記録済みメッセージにも優先して、入信する音声データが出力されるべきであること示す優先順位“1”が制御データに含まれている。] [0057] 火災警報装置は、例えば避難警報を放送するために、警報状態中にPAモードで使用され得る。火災警報装置は、一般的なアナウンスや音楽を放送するために、非警報状態中においても使用され得る。] [0058] 内部通話モードについて説明する。インターフォンの音声通信機能は、消防士によって及び/又は建物内の身体障害者の収容場所において必要とされ得る。] [0059] 音声制御モジュール401のユーザーインターフェース406は、レシピエントたる検知装置101を選ぶために用いられる。音声制御モジュール401に設けられたマイクロフォン502は音声データを入力するために用いられる。この音声データは、ネットワーク103上での送信に備えて制御ユニット404によってデジタル化され、準備される。音声データそれ自体は、アップリンクの一連のサブフレーム中にペイロードとして送信され、アップリンクサブフレームはレシピエントたる検知装置を特定する制御データをも含む。レシピエントたる検知装置は、制御データから、ペイロードがライブストリーミングされる音声データであることを特定し、トランスデューサー302に出力されるためにその音声データを直接オーディオユニット205に送信する。さらに、制御データは、レシピエントたる検知装置の制御ユニット202に、内部通話モードが選択されたことを示す。制御ユニットは、音声信号を求めて検知装置であるマイクロフォン304の出力を監視し、音声信号を音声制御モジュール401に送信する。検知装置101から受信された音声信号を出力するため、音声制御モジュールにトランスデューサー409が設けられている。このようにして、音声制御モジュール401と検知装置101との間に双方向の通信チャネルが設けられる。または、2つの検知装置間において双方向の通信チャネルが設けられ、それによって検知装置101は他の検知装置と通信を開始する。] [0060] 検知装置であるマイクロフォン304は無視されてもよい。この場合、ソケット305は、消防士がマイクロフォン及びヘッドフォンを含むヘッドセットのようなパーソナルコミュニケーションデバイスを例えばプラグやソケットで接続するのに用いられ得る。または、消防士のためのインターフェースは別個独立したインターフォンの報知器でもよく、これがマイクロフォンを有し、あるいはプラグやソケット用の電子端子のみを備え得る。] [0061] 高速なデジタルデータの搬送波が火災警報装置に供給されることにより、多くの特徴を火災警報装置に備えることが可能となる。マルチメディアデータと統合された制御データを使用することにより、機能性に対する柔軟なアプローチが可能となる。データ信号は様々な応答を引き出すためにネットワーク中のどんな場所にも向けられ得る。例えば、個々の検知装置や検知装置のグループは、異なるメッセージを他の個々の検知装置や検知装置のグループに出力する指示を受信することができる。これは、ビルのある場所では「避難」のメッセージが必要とされ、別の場所では「避難準備」のメッセージが必要とされ、さらに別の場所ではまだ消防士の拡声モードが必要とされている場合に有用である。] [0062] 音声制御モジュール401は、検知装置にポーリング信号を発信し及び検知装置を制御するために、既存の警報制御モジュール402を有するAPOLLOのXP95プロトコルに準拠するような火災警報装置に取り付けられ、改装する。高速のデータ搬送システムを利用するため、改造されたベースユニットが備え付けられる。既存の検知ユニットが改造されたベースユニットに設けられる。] [0063] または、同時に、警報制御パネルを供える装置全体が取り付けられる。音声制御モジュール及び警報制御モジュールは同じ筐体にまとめられる] [0064] ビデオ画像を表すデータを含むどんなタイプのメルチメディアデータであっても、音声制御モジュールメモリ501又は検知装置メモリ204に保存され得ることが理解されるであろう。また、マルチメディアデータを保存するためにどんなサイズのメモリでも利用され得ることも理解されるであろう。] [0065] 上記実施形態においては、ネットワーク信号は情報伝達要素に加えてベース電圧から供給を受ける電源要素を備えており、検知装置はネットワーク103から電力を取り出す。あるいは、別個のローカルな供給源が設けられ、この場合には検知装置101が24ボルトで作動するよう構成されているのが好ましい。] [0066] 検知装置101は、データ信号を増幅するために、ネットワークにおいてリピータとしての役目も勤めることができる。このようにして検知装置にローカルな電力供給装置が用いられることを条件として、ネットワークは無制限に拡張し得る。] [0067] 検知装置101のアドレスモジュール207は、検知装置101のメモリに保存された電子識別手段でもよい。] [0068] 音声制御モジュールの音声入力ソケット504及び検知装置の音声入力ソケット305は、消防士によって彼ら自身の音声信号発生装置の入力として使用され得る。] [0069] ネットワークは、警報制御モジュール402の単独のインターフェースで終端となる回線の形であってもよく、その回線に沿って検知装置が連結されている。] [0070] 上述の検知装置のうち1又はそれ以上の代替として、火災警報装置で動作するために、上述の検知装置の音声通信機能のすべてを含むが、検知手段を有しない音響ユニットが設けられ得る。ネットワークに接続するため、音声通信機能のない音響ユニットや検知ユニットのような、ポーリング信号に載せられた搬送波を使用してデータを送受信する他の装置が設けられ得る。] [0071] 上述の実施形態において搬送波信号はおよそ500kHzの周波数を有する。しかしながら、搬送波の周波数はこの値に制限されず、200kHz〜800kHzの範囲でどんな周波数をも取り得る。この装置はまた、100kHz〜1MHzの範囲の搬送波信号の周波数で機能を果たし、さらには最大で10MHzのような、この範囲を外れる周波数でも機能を果たすであろう。] [0072] データ伝送速度は、毎フレーム1,000から100,000bits、もしくは毎秒100〜1,000Kbitsの範囲内で変化し得るが、それらの範囲外にもなり得る。] [0073] ある実施形態では、データ容量を増やすために、同じ信号の中に2又はいくつかの異なる搬送波が同時に送信され得る。] [0074] 上述のネットワークはデータバスネットワークであり、このネットワーク上では、装置が一意的にアドレス指定可能であるが、本願発明は電話による通信に使用されるような2点間のシステムにも適用が可能なことが予想される。このネットワークは、好ましい実施形態における双方向のフローの代わりに、定方向性の信号も対象とすることができる。] [0075] さらに、図8に関連して好ましい実施形態の中で記載されたXP95プロトコルは必須ではなく、本願発明はデジタル及びアナログの多くの代替プロトコルに適用され得る。パルス電圧信号は、例えば火災警報装置で使用されている従前の非デジタルプロトコルに従って、パルス高さ,パルス幅又はその両方を変化させることにより、アナログデータを表示することができる。本願発明はシリアル通信の周知の規格であるRS232に適用され得る(RS232は固定幅のセルを用い、バイナリコード化されたデジタル信号を伴う)。] 図8 [0076] パルス電圧信号の高周波変調はどんなタイプの情報を伝達する場合も使用されることができ、マルチメディアコンテンツや、電子機器を制御・処理するためのコマンドに制限されない。高周波変調は、典型的にコンピュータや電話回線によって送られるどんなデータも伝達することができる。音声制御モジュール401には自己学習プログラムを備えることが可能であり、これによりパルス電圧信号の各フレームの構造、ひいてはネットワーク上で使用されているプロトコルを検出する。それからそのプロトコルを学習し、これに応じて搬送波信号タイミングを適合させることができる。] [0077] すべての又はいくつかの検知装置において、上述の検知装置101の機能すべてが備わっている必要はない。検知装置は、音響又は拡声機能や、マルチメディアファイルを記憶する能力を備えていなくてもよい。その代わりに、ネットワークが独立した拡声装置を備えていてもよく、その拡声装置は一意的にアドレス指定可能であり、例えば音声メッセージを選択し、それらを拡声器から放たれる音へ変換するための上述のマルチメディア機能を備える。話し言葉ではなく警報音や他の音を放つ音響器が備えられていてもよく、この音響器も一意にアドレス指定可能である。ネットワーク上の報知器や別個独立したインターフォン装置にマイクロフォンのようなインターフォンの機能性を備えることができるので、検知装置101自体がそのような機能性を有する必要はない。] [0078] 本願発明を侵入者警報装置やCCTV監視装置に利用する際は、マルチメディア信号成分及びマルチメディアファイルは映像で構成されるであろうし、CCTV監視装置は映像コンテンツ用の映像表示装置を備え得る。] [0079] 101検知装置 102検知制御装置 103ネットワーク 201検知ユニット 202制御ユニット 203回線インターフェース 205オーディオユニット 207アドレスモジュール 303マイクロフォン 401音声制御モジュール 402警報制御モジュール 403 回線インターフェース 404 制御ユニット 405 オーディオユニット 406ユーザーインターフェース 502 マイクロフォン]
权利要求:
請求項1 電子機器に電力を運ぶベース電圧と、前記電子機器間を伝送される符号化された情報を運ぶパルス電圧信号と、前記パルス電圧信号の選択された部分に載せられるデジタル信号とを備え、前記デジタル信号は前記電子機器間での伝送のためデータ信号によって変調される搬送波信号からなることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項2 請求項1記載の信号において、前記符号化された情報は、前記パルス電圧信号のパルス幅変調からなることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項3 請求項1又は2記載の信号において、前記符号化された情報は2進数のシーケンスを含むことを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項4 請求項1乃至3のいずれか1に記載の信号において、前記符号化された情報はパルス高さ変調からなることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項5 請求項1乃至4のいずれか1に記載の信号において、前記パルス電圧信号の各パルスは、スルーレートが制限された矩形のパルスであることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項6 請求項1記載の信号において、前記符号化された情報は、パルス幅変調及び/又はパルス高さ変調を用いたアナログデータであることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項7 請求項1乃至6のいずれか1に記載の信号において、該信号は双方向に送信可能であり、前記電子機器間を伝送するために符号化された情報を運ぶパルス電流信号を含むことを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項8 請求項1乃至7のいずれか1に記載の信号において、前記パルス電圧信号の前記選択された部分は、各電圧パルスの立上りエッジ及び立下りエッジから間隔をあけてられていることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項9 請求項8記載の信号において、前記選択された部分は、前記パルス電圧信号のパルスの高い部分及び低い部分からなることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項10 請求項1乃至9のいずれか1に記載の信号において、前記デジタル信号は複数のフレームからなり、各フレームが一定数のデジタルビットを有することを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項11 請求項10記載の信号において、各フレームはアドレス部とデータ部とを含むことを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項12 請求項11記載の信号において、前記デジタル信号は、前記フレームの前記アドレス部の範囲内で電圧パルスの高い部分及び低い部分のみに載せられ、前記フレームの前記データ部の範囲内で前記電圧パルスの高い部分のみに載せられることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項13 請求項1乃至12のいずれか1に記載の信号において、搬送波信号はデジタル直交変調方式を用いて変調されることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項14 請求項1乃至13のいずれか1に記載の信号において、搬送波信号は100kHz〜10MHzの範囲の周波数を有することを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項15 請求項14記載の信号において、搬送波信号は200kHz〜800kHzの範囲の周波数を有することを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項16 請求項15記載の信号において、搬送波信号は約500kHzの周波数を有することを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項17 請求項1乃至16のいずれか1に記載の信号において、前記データ信号のフレームは、1,000〜100,000bits/フレームであることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項18 請求項17記載の信号において、前記フレームは、約10,000bits/フレームであることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項19 請求項1乃至18のいずれか1に記載の信号において、前記データ信号のデータ伝送速度は、100〜1,000Kb/sの範囲であることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項20 請求項19記載の信号において、前記データ伝送速度は約400Kb/sであることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項21 請求項1乃至20のいずれか1に記載の信号において、前記パルス電圧信号のパルス幅は100μs〜4msの範囲内であることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項22 請求項21記載の信号において、前記パルス幅は250μs〜1msの範囲内であることを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項23 請求項1乃至22のいずれか1に記載の信号において、前記パルス電圧信号中の前記符号化された情報は、前記電子機器のうちの1つ又は1グループのアドレスと、その電子機器又は電子機器のグループのためのデータとを含むことを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項24 請求項1乃至23のいずれか1に記載の信号において、前記デジタル信号の前記データ信号はマルチメディアコンテンツを含むことを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項25 請求項24記載の信号において、前記データ信号は音響を含むことを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項26 請求項24又は25記載の信号において、前記データ信号は前記電子機器のうちの1つ又は1グループのアドレスを含むことを特徴とする、電子機器を相互に接続する有線ネットワークに用いる信号。 請求項27 電子機器に読み込む際に、該電子機器によって送受信される請求項1乃至26のいずれか1に記載の信号を、前記電子機器に発生させ又は処理させるコンピュータプログラムを保存するコンピュータ可読媒体。 請求項28 請求項1乃至26のいずれか1に記載の信号を送信及び/又は受信するよう構成された電子機器を相互に接続する有線ネットワーク。 請求項29 請求項28記載の有線ネットワークにおいて、該有線ネットワークは、各電子機器がデジタル方式で一意にアドレス指定可能なデータバス形式であることを特徴とする、有線ネットワーク。 請求項30 請求項1乃至26のいずれか1に記載の信号を発生させ及び/又は処理する手段と、前記信号から作動電力を取り出す手段とを含む、請求項28又は29記載の有線ネットワークで他の電子機器と通信するよう構成された電子機器。 請求項31 請求項30記載の電子機器において、該電子機器は、火災検知ネットワークで用いられる、音響器,拡声器,火災検知器及び音声通信端末のうちの1又は複数であることを特徴とする電子機器。 請求項32 請求項30又は31記載の電子機器において、該電子機器は前記信号の処理手段を含み、該処理手段は前記符号化された情報及び前記データ信号に応答して、その中に含まれるコマンドに基づいて動作し、その中に含まれるデータを使用することを特徴とする電子機器。 請求項33 請求項32記載の電子機器において、前記処理手段は、前記符号化された情報及び/又は前記データ信号に応答して、該情報及び又は信号が向けられた1又は複数の電子機器のアドレスを判定し、そのアドレスが自己のアドレスと一致すると判定した場合のみ前記情報及び又は信号に従って動作するよう構成されることを特徴とする電子機器。 請求項34 請求項30乃至33のいずれか1に記載の電子機器である検知装置であって、少なくとも1つの外部状況における変化を検知するよう構成され、かつ、前記少なくとも1つの外部状況おける変化を表す、請求項1乃至26のいずれか1に記載の信号を有線ネットワーク全体に送信するよう構成された検知手段を含むことを特徴とする検知装置。 請求項35 請求項30乃至33のいずれか1に記載の電子機器である音響装置又は拡声装置であって、請求項25記載の信号を受信するよう構成され、音響を保存するよう構成されたメモリと、前記信号から受け取った制御データに応答して前記メモリの中の音響から音響出力を発生するよう構成されたトランスデューサーとを含むことを特徴とする音響装置又は拡声装置。 請求項36 請求項35記載の音響装置又は拡声装置において、該音響装置又は拡声装置は、前記データ信号の制御データを受信し、メモリ手段に保存され、トランスデューサーによって出力されるべき音響部分を制御データに応じて選択するよう構成された前記処理手段を含むことを特徴とする音響装置又は拡声装置。 請求項37 請求項35又は36記載の音響装置又は拡声装置において、該音響装置又は拡声装置は、信号から音響データを受信し次第それをトランスデューサーに出力し、それによって音響出力をリアルタイムに発生させるために、データ信号の音響を受信し、前記音響をトランスデューサーに送信するよう構成されていることを特徴とする音響装置又は拡声装置。 請求項38 請求項37記載の音響装置又は拡声装置において、該音響装置又は拡声装置は、メモリに保存された音響に優先して、信号から直接受信された音響を出力するよう構成されることを特徴とする音響装置又は拡声装置。 請求項39 請求項35乃至38のいずれか1に記載の音響装置又は拡声装置において、メモリに保存された音響データは複数のデータファイルに分割されていることを特徴とする音響装置又は拡声装置。 請求項40 請求項39記載の音響装置又は拡声装置において、各データファイルは別々の音声メッセージであることを特徴とする音響装置又は拡声装置。 請求項41 請求項35乃至40のいずれか1に記載の音響装置又は拡声装置において、該音響装置又は拡声装置は、少なくとも1つの外部状況における変化を検知するよう構成された検知装置を含み、該検知装置は、前記少なくとも1つの外部状況における変化を示す請求項1乃至26のいずれか1に記載の信号を有線ネットワーク全体に送信するよう構成されることを特徴とする音響装置又は拡声装置。 請求項42 請求項35乃至41のいずれか1に記載の音響装置又は拡声装置において、該音響装置又は拡声装置は、音響がトランスデューサーによって出力される前に処理されるD/A変換器を含むことを特徴とする音響装置又は拡声装置。 請求項43 請求項30乃至33のいずれか1に記載の電子機器である音声通信端末であって、音声入力手段と、該音声入力手段からの電子信号をデジタル化し、前記信号中のデジタル化された音声信号を前記データ信号の一部として送信するよう構成されたA/D変換器とを含むことを特徴とする音声通信端末。 請求項44 請求項28記載のネットワークを制御するよう構成された請求項30記載の電子機器であるネットワーク制御装置であって、複数のマルチメディアデータファイルを保存するメモリを含み、該メモリからマルチメディアデータを読み込み、マルチメディアデータと制御データを結合して前記データ信号を形成するよう構成され、データ信号を含む前記信号をネットワーク上の電子機器に対してネットワークで送信するよう構成されたインターフェースを備えることを特徴とするネットワーク制御装置。 請求項45 請求項44記載のネットワーク制御装置において、各マルチメディアデータファイルは別々の音声メッセージを表すことを特徴とするネットワーク制御装置。 請求項46 請求項44又は45記載のネットワーク制御装置において、前記制御データ及びマルチメディアデータはデジタルであることを特徴とするネットワーク制御装置。 請求項47 請求項44乃至46のいずれか1に記載のネットワーク制御装置において、マルチメディアデータは非圧縮であることを特徴とするネットワーク制御装置。 請求項48 請求項44乃至47のいずれか1に記載のネットワーク制御装置において、音声入力手段と、該音声入力手段からの信号をデジタル音声信号に変換するよう構成されたA/D変換器と、デジタル音声信号をメモリに保存し、インターフェースを用いてネットワーク上の選択された電子機器に前記音声信号を送信するよう構成されたA/D変換器とを含むことを特徴とするネットワーク制御装置。 請求項49 請求項48記載のネットワーク制御装置において、前記音声入力手段はマイクロフォン又はマイクロフォンの受け口となるソケットであることを特徴とするネットワーク制御装置。 請求項50 請求項44乃至49のいずれか1に記載のネットワーク制御装置において、該ネットワーク制御装置はさらに、ネットワークと前記信号の一部としてポーリング信号を送受信するよう構成されたポーリング手段を備え、受信された前記ポーリング信号はネットワーク内の電子機器の状態に関するデータを含むことを特徴とするネットワーク制御装置。 請求項51 請求項50記載のネットワーク制御装置において、送信された前記ポーリング信号はアドレス構成要素を含み、これによってポーリング信号が個々の検知装置に向けられ得ることを特徴とするネットワーク制御装置。 請求項52 請求項50又は51に記載のネットワーク制御装置において、受信された前記ポーリング信号は、ネットワーク上の発信元となっている装置の状態に関する情報と、アドレス構成要素を含み、該アドレス構成要素によって発信元となっている装置を特定し得ることを特徴とするネットワーク制御装置。 請求項53 請求項44乃至52のいずれか1記載のネットワーク制御装置を備えた請求項29記載の有線ネットワークにおいて、データバスが、第1及び第2のインターフェースにおいて前記ネットワーク制御装置にそれぞれ接続されてループを形成する第1及び第2の端部を備えていることを特徴とする、有線ネットワーク。 請求項54 請求項53記載の有線ネットワークにおいて、前記ネットワーク制御装置は、前記第1のインターフェースから前記信号を送信し、前記第2のインターフェースで受信された前記信号を監視し、前記第2のインターフェースで前記第1のインターフェースからの前記信号を受信していないこと検知すると、前記第2のインターフェースから前記信号を送信することを特徴とする、有線ネットワーク。 請求項55 請求項53又は54記載の有線ネットワークにおいて、複数のデータバスが複数のインターフェースにおいて前記ネットワーク制御装置に接続されることを特徴とする、有線ネットワーク。 請求項56 請求項29又は53乃至55のいずれか1に記載の有線ネットワークにおいて、該有線ネットワークは火災警報装置を構成することを特徴とする、有線ネットワーク。 請求項57 少なくとも1つの外部状況おける変化を検知するよう構成された検知手段と、可聴音を発生させるよう構成されたトランスデューサー手段と、前記トランスデューサー手段により発生した外部音レベルを監視するよう構成されたマイクロフォンと、該マイクロフォンによって検知された前記外部音レベルに依存して前記トランスデューサー手段の音レベルを調節するよう構成された制御手段と、から構成される火災検知装置。 請求項58 請求項57記載の火災検知装置において、前記制御手段は、前記外部音レベルをあらかじめ決められた閾値と比較し、前記トランスデューサー手段の音レベルをあらかじめ決められた前記閾値を超えるレベルに調節するよう構成されていることを特徴とする、火災検知装置。 請求項59 請求項58記載の火災検知装置において、前記制御手段は、前記トランスデューサー手段が作動していないときに検知された環境騒音レベルの関数として前記閾値を設定することを特徴とする、火災検知装置。 請求項60 請求項57乃至59のいずれか1に記載の火災検知装置において、前記トランスデューサー手段は音又は音声を発生させるよう構成されていることを特徴とする、火災検知装置。 請求項61 請求項35乃至42のいずれか1に記載の音響装置又は拡声装置の操作方法であって、一緒に結合された制御データとマルチメディアデータとからなる前記信号をネットワークから受信する工程と、前記マルチメディアデータから前記制御データを分離する工程と、前記マルチメディアデータをメモリに保存する工程と、前記メモリから前記マルチメディアデータをトランスデューサーへ出力する工程とからなることを特徴とする、音響装置又は拡声装置の操作方法。 請求項62 請求項61記載の音響装置又は拡声装置の操作方法において、前記マルチメディアデータを複数のマルチメディアデータファイルとして前記メモリに保存する工程を含むことを特徴とする、音響装置又は拡声装置の操作方法。 請求項63 請求項62記載の音響装置又は拡声装置の操作方法において、前記マルチメディアデータを複数のマルチメディアファイルとして前記メモリに保存することを特徴とする、音響装置又は拡声装置の操作方法。 請求項64 請求項61記載の音響装置又は拡声装置の操作方法において、前記ネットワークから前記マルチメディアデータを受信し次第、前記トランスデューサーに前記マルチメディアデータを出力し、それによって前記マルチメディアコンテンツをリアルタイムに出力することを特徴とする、音響装置又は拡声装置の操作方法。 請求項65 請求項61乃至64のいずれか1に記載の音響装置又は拡声装置の操作方法において、当該操作方法はさらに、前記ネットワークから前記マルチメディアデータを受信し次第、メモリに保存されたマルチメディアデータファイルに優先して、前記マルチメディアデータを出力する工程を含むことを特徴とする、音響装置又は拡声装置の操作方法。 請求項66 請求項44乃至52のいずれか1に記載のネットワーク制御装置から、ネットワークに接続された複数の、請求項30乃至42のいずれか1に記載の電子機器それぞれに音声ファイルをアップロードする方法であって、音声ファイルを前記ネットワーク制御装置に入力する工程と、前記ネットワーク制御装置の前記メモリに音声ファイルを保存する工程と、前記メモリから前記音声ファイルを取り出す工程と、前記音声ファイルと制御データを結合する工程と、ネットワークに接続された電子機器のうち少なくとも1つに前記信号内の前記音声ファイル及び制御データを送信する工程と、ネットワークに接続された1又は複数の前記電子機器で前記音声ファイル及び制御データを受信し、1又は複数の前記電子機器の前記メモリに前記音声ファイルを保存する工程とを含むことを特徴とする、音声ファイルをアップロードする方法。 請求項67 請求項44乃至52のいずれか1に記載のネットワーク制御装置と、請求項34記載の検知装置と、請求項35記載の音響装置又は拡声装置とを含む請求項28記載の有線ネットワークの操作方法であって、請求項66記載の工程を実行する工程と、火炎の存在を判定するために、複数の検知装置で少なくとも1つの外部状況を監視する工程と、火炎の存在が検知された場合に、音響装置又は拡声装置のうち少なくとも一方で警報信号を発生させる工程とを含むことを特徴とする有線ネットワークの操作方法。 請求項68 請求項67記載の有線ネットワークの操作方法において、少なくとも1つの検知装置からの警報信号を前記ネットワーク制御装置で受信する工程と、前記ネットワーク制御装置から前記検知装置及び前記音響装置又は前期拡声装置に警報制御信号を送信する工程と、1又はそれ以上の前記検知装置及び前記音響装置又は前記拡声装置で警報制御信号を受信する工程と、前記警報制御信号に応じて、前記検知装置及び前記音響装置又は前記拡声装置それぞれの前記メモリからトランスデューサーに音声ファイルを出力する工程とを含むことを特徴とする有線ネットワークの操作方法。 請求項69 請求項67又は68記載の有線ネットワークの操作方法において、前記検知装置及び前記音響装置又は前記拡声装置それぞれ、又は前記検知装置及び前記音響装置又は前記拡声装置の1もしくは複数のグループのそれぞれが、一意的なアドレスを有し、前記制御データは該制御データが向けられている前記検知装置及び前記音響装置又は前記拡声装置のアドレスを含んでおり、複数の前記検知装置及び前記音響装置又は前記拡声装置それぞれは、前記制御データに含まれた前記アドレスを認識し、該アドレスが自己の一意的なアドレスと一致する時に、警報制御信号に応じてメモリから選択された音声ファイルを出力して応答するよう構成され、前記音声ファイルはトランスデューサーに対して出力されることを特徴とする、有線ネットワークの操作方法。 請求項70 請求項53乃至56のいずれか1に記載の有線ネットワークの操作方法であって、音声データ信号を発生させるために前記ネットワーク制御装置で音声入力を受信する工程と、前記信号内の前記音声データ信号を前記音響装置及び/又は前記拡声装置に送信する工程と、それぞれの装置の前記トランスデューサーに前記音声データ信号を出力する工程とからなる有線ネットワークの操作方法。 請求項71 請求項67乃至70のいずれか1に記載の有線ネットワークの操作方法において、該操作方法は、前記音声データ信号をA/D変換器を用いてデジタル化する工程と、デジタル化されたデータを前記検知装置及び前記音響装置又は前記拡声装置に送信する工程とを含むことを特徴とする有線ネットワークの操作方法。 請求項72 請求項53乃至56のいずれか1に記載の有線ネットワークの操作方法であって、ネットワーク上の少なくとも1つ電子機器が音声入力手段を有し、前記方法は、音声信号を前記装置に入力する工程と、前記信号内の前記音声信号を前記検知制御装置に送信する工程と、前記音声信号を前記検知制御装置で出力する工程と、を含む有線ネットワークの操作方法。 請求項73 請求項72記載の有線ネットワークの操作方法において、音声入力手段は、マイクロフォン又は個人のオーディオシステムからの入力を受けるソケットであることを特徴とする有線ネットワークの操作方法。
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